サバ缶とたけのこ汁

『サバ缶』と『たけのこ汁』

  • 長野県

切っても切れない存在

長野県は『サバ缶(サバの水煮)』の出荷量が全国有数の県です。

サバ缶は、海なし県の長野県、さらに長い冬の間、雪に閉ざされる地域では、古くから重宝された保存食にもなる缶詰です。
サバ缶は、鯖のたんぱく質をはじめDHA、EPA、カルシウムなどの栄養素を豊富に含んでいるため、保存食にもピッタリなわけです。

現在は、毎年6月頃の初夏『たけのこ汁』が食べられる時期に、地元スーパーなどで多く販売されます。
長野県北信地方を中心に、このたけのこ汁にサバ缶を入れて食べることが一般的といいます。

たけのこ汁とは、アクが少ない根曲がり竹の味噌汁です。
根曲がり竹とはチシマザサの若竹のことで、一般的に食される孟宗竹のたけのこのように太くなく、アスパラガスの様に細いたけのこで、北海道や東北、新潟、北信地方などの雪国でよく食べられるたけのこです。

たけのこ汁のあっさりとした味噌汁に、サバ缶を入れることでコクと深みが出ると言われ、切っても切れない存在になっています。

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