峠の釜めし

出典:wiki〜峠の釜めし

全国的にも知られる駅弁の代表作『峠の釜めし』

  • 群馬県

皇室の方々にも長年愛されている駅弁

1885(明治18)年創業の老舗『荻野屋』さんが製造・販売する駅弁『峠の釜めし』。
鶏肉・ゴボウ・シイタケ・ウズラの卵・栗などが色とりどりにトッピングされた、醤油味の出汁による炊き込みご飯で、保温性の高い益子焼(ましこやき)の土釜に入れられ販売されている駅弁です。

峠の釜めしは1958(昭和33)年、信越線横川駅で発売開始され、これまでに約1億7000万個以上販売されており駅弁を代表する商品です。

開発当時、3代目が若くして急逝したためその妻が4代目社長に就任し『お客様に本当に喜ばれる特色のある駅弁』の開発を決意します。

冷えた幕の内弁当が駅弁の常識だった時代に、新しい駅弁を開発することは非常に難しい問題でしたが、『お客様に喜ばれる弁当を作れば必ず売れるはずだ』という想いから、自ら毎日駅のホームに立ち、旅客一人ひとりに『どんなお弁当がお好みですか?』と聞いて回ったそうです。

その結果 、長い列車の旅で疲れたお客様の『温かい弁当を食べたい』という声から、『温かくて、家庭的なぬくもりがあり、見た目も楽しいお弁当』をお客様が望んでいるという答えにたどりつき、試行錯誤を繰り返し生まれたのが『峠の釜めし』です。

その当時、益子焼の営業さんが訪れたことがヒントとなり『釜飯』という発想と、旅のお土産にもなるということで益子焼の土釜を採用したそうです。

峠の釜めしは、販売を開始した1958(昭和33)年には、昭和天皇陛下が富山国体への行幸の際にご用命を賜り、以来、昭和天皇陛下、上皇陛下はじめ皇室の方々にも長年愛されている駅弁です。

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