宮城県鳴子温泉名物の栗だんご

出典:宮城県観光プロモーション推進室

宮城県鳴子温泉の名物『栗だんご』

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ホカホカがベストな栗だんご

宮城県大崎市の『鳴子温泉』。
この鳴子温泉の名物として知られるのが『栗だんご』です。
鳴子温泉の周辺にある和菓子屋さんなど、20店舗以上で販売されている逸品です。

栗だんごとは、見た目はみたらし団子の中に栗が入っている団子ですが、もう少し具体的に言うと、大きめの栗がゴロっと入っている団子に、ホカホカの温かいたっぷりの醤油ダレがかかっている、というより、ホカホカ醤油ダレの温泉にたぷたぷに浸かっているとも言えるお団子です。

醤油餡が温かいうちに食べるのがベストなため、基本的に賞味期限は当日限りと言われます。そのため、お土産としても人気ですが、現地の公園や車の中で、そのまま食べてしまう方も多いようです。

団子にはもち米を配合することで、お餅のようなとろーりとした伸びる食感になり、みたらし餡はできるだけ砂糖を控え、さっぱりとした上品な甘さと醤油の風味が際立つように工夫しています。このようにお餅と餡にこだわっている団子ですが、あくまでも主役は『栗』というお団子です。

ちなみに、栗だんごの元祖は1906(明治39)年創業の老舗『餅処 深瀬』さんと言われます。
鳴子温泉は湯治客も多く、また、秋になると紅葉狩りに訪れる方々も多いため、秋が旬・秋の味覚のもので饗したい、ということで『栗』を入れた団子を作ったところ評判になったそうです。

伝統こけし『鳴子こけし』

宮城県鳴子のこけし

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

大崎市・鳴子温泉は鳴子漆器も有名で、さらに、伝統こけし『鳴子こけし』発祥の地です。

鳴子こけしの最大の特色は、首を回すと『キュッキュッ』と音が鳴ること。
今から約200年前の江戸時代後期の頃、山奥で木地業を営んでいた人々が我が子に与えたのが始まりと言われ、子どもたちの玩具として愛され、その後、時代の流れとともに、地元のお土産として販売され人気を博すようになります。

奥州三名湯の一つ

鳴子温泉のこの地域は、鳴子峡の絶景など見どころも満載で、秋は県内随一の紅葉スポットとも言われ多くの人々が訪れます。
ちなみに鳴子温泉は、福島県の『飯坂温泉』、宮城県の『秋保(あきう)温泉』とともに奥州三名湯の一つに数えられます。

絶景と温泉そして栗だんご、秋を満喫するなら鳴子温泉へ、ぜひ!

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