出典:いよ観ネット~焼き鳥

今治のソウルフード、全国七大やきとりの一つ『今治焼き鳥』と『せんざんき』

  • 愛媛県

全国七大やきとりの一つ『今治焼き鳥』

愛媛県今治(いまばり)市と言えば、やはりタオル。造船業も盛んな街だ。
食に関して言えば、焼き鳥が有名で『全国七大やきとりの街(都市)』として数えられるほど。その名も『今治焼き鳥』だ。

※『全国七大やきとりの街(都市)』とは、『全や連総本店TOKYO』によると、北海道美唄市、北海道室蘭市、福島県福島市、埼玉県東松山市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市の7つの街(都市)をいう。

今治焼き鳥は鉄板で焼くスタイル

『今治焼き鳥』の大きな特徴は『鉄板焼き』であるところ。
その代表的なメニュー『皮』は、串にはささず、熱々の鉄板の上でコテを使い、肉を押さえながら焼く。
(店舗により、皮のみ、皮に少し肉を残したまま、せせりやもも肉などをミックスして提供する等様々。)

『今治焼き鳥』は、1960年頃『五味鳥(ごみどり)』という店が始めたところ評判を呼び、続々と鉄板焼き鳥屋が誕生し、今治市に定着したと言われる。

当時は、タオル業界の職人や造船所で働く人そして漁師が多く『いらち(せっかち)』な気質の方が多かった。また、海に近いため、外食には魚よりも肉が好まれたという。

そのような地元今治人は『早い』『安い』『うまい』が大好き。
鉄板で作る『今治焼き鳥』は大好評を得、一時は百軒以上の店舗があったことも。

皮に始まりせんざんきで終わる

また、今治では『皮に始まり、せんざんきで終わる』のが通の食べ方なんだとか。

『せんざんき』とは、鶏の様々な部位を使って作る『骨付きの唐揚げ』のこと。

鶏料理が盛んな東予地方(主に愛媛県東部の今治市辺り)において、鶏の骨付き肉を揚げる郷土料理である。(せんざんきという呼名の由来は諸説ある。)

ちなみに北海道では、唐揚げのことを『ザンギ』というが、『せんざんき』の最後は『き』で濁らず、『ザンギ』の最後は『ギ』で濁るところが異なる。
(呼名が違うだけで、料理の内容はともに『唐揚げ』のことで、同じような気はするが…)

今治のゆるキャラ『バリィさん』も焼き鳥好き!?

もう一つ、今治と言えば、ゆるキャラグランプリ2012王者の『バリィさん』も有名だ。愛媛県今治市をイメージしたPRマスコットキャラクターである。

Screenshot of www.barysan.net

このバリィさんのプロフィールの出だしには、
『焼き鳥のまち今治(いまばり)生まれ今治育ちのトリ。…』とある。

やはり、焼き鳥が今治名物の一つというところをモチーフにしているようだ。
ただ、好きなものに『焼き鳥』があるのが、ちょっと…
トリなのに(^^;

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