イカ天

広島県人が大好きな『イカ天』

  • 広島県

様々な料理に登場するイカ天

全国的にはお酒のおつまみ・大人のおやつとして食べられるお菓子『イカ天』。

広島県人はこの『イカ天』が大好き!
県民いわく、そのままおつまみやおやつとして食べることはもちろん、お好み焼きや焼きそば、焼きうどん等のトッピングとして、特にソース系の料理にイカ天は外せないと言います。味に深みが出るそうです。

その他、調味料と同じようにイカ天を常備している家庭も多く、細かくしてサラダやおにぎりの具材として利用するなど、様々な料理に登場するようです。

地元民によると、イカ天は食べたときの食感により、カリッとタイプのハード系と、しっとりタイプのソフト系に別れ、それぞれに好みがあったり、料理によって使い分けると言います。
また、スーパー等に行くと、他県では見られないイカ天の種類の多さで、陳列されているスペースの広さが全然違います。
それだけイカ天を愛し馴染みがあるという、まさにソウルフードですね。

ちなみに、全国にあるイカ天メーカー10社のうち、8社が広島県に集中しているそうです。

イカ天の発祥とその歴史

イカ天の発祥は広島県の尾道または呉で、そのルーツは江戸時代の北前船によって運ばれてくる、北海道のスルメイカと言われます。

当時は冷凍技術は発達しておらず、尾道で流通するスルメイカは乾物のみでした。その乾物のイカを美味しくたくさん食べようと様々な工夫がされ、そこからスルメイカを薄く伸ばして食べる『のしいか』が誕生し広まります。

こうして戦後になると、さらにのしいかを天ぷらにした『イカ天』が販売され、人気を博すようになります。
そして現在では、レモン味のイカ天や、海苔が付いているのり天など、様々な種類のイカ天が開発され今も進化しています。

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