新潟県長岡市(栃尾)のソウルフード 栃尾の油揚げ
日本人が大好きなソウルフード『油揚げ』と『厚揚げ』
- コラム
- 2022年12月12日
寒くなってきましたね。アツアツのおでんが美味しい季節です。
さて、おでんと言えば、様々なおでん種・具材がありますが、皆さんは何が一番好きですか?
やはり上位は、大根、玉子、牛すじ、こんにゃく…あたりでしょうか。
個人的にはジュワーと美味しいお出汁が染み込んだ『がんもどき』や『厚揚げ』が好きです。
さて、『厚揚げ』と言えば先日、福井県は『油揚げ・がんもどき』の消費量が全国トップ、という内容でも少し紹介しましたが、皆さんは『油揚げ』と『厚揚げ』の違い、ご存知ですか?
油揚げと厚揚げは別物
『油揚げ』と『厚揚げ』は異なります。wikiによると、
油揚げとは?
薄切りにした豆腐を油で揚げた食品で、厚揚げ(生揚げ)とは異なり、薄切りをした豆腐を使用するので内部まで揚がっている。
厚揚げとは?
豆腐を厚めに切り油で揚げた食品であり、揚げ豆腐の一種。油揚げとは違い、内部が豆腐の状態を保つように十分には揚げないので、「生揚げ(なまあげ)」とも呼ばれる。
と記載されています。
ちなみに他のサイトも調べてみましたが、ほぼ同じような感じでした。
素材の厚さと火の通し方・揚げ方によって判別
その違いをまとめてみると、
まずは素材となる豆腐の厚さが、
薄いもの:油揚げ
厚いもの:厚揚げ
出来上がったときの内部の状況(火の通し方・揚げ方)が、
内部までしっかりと揚がっている(気泡がある・スポンジのよう):油揚げ
内部が生揚げ、豆腐の状態が保たれているためなめらかな状態:厚揚げ
と、見た目の厚さと、中までしっかり火を通すかどうかによって区別されるようです。
新潟県長岡市のソウルフード『栃尾の油揚げ』は?
ちなみに、新潟県長岡市のソウルフード『栃尾の油揚げ』も見た目はかなり大きく厚いですが、厚揚げではなく、あくまでも『油揚げ』です。
じっくりと揚げて中まで火を通すため、その中身は『豆腐』とは異なり、気泡ができてスポンジ状であるため『油揚げ』となります。
(詳細は、栃尾観光協会公式サイトで)
あぶらあげ?あぶらげ?
ここまで色々と書きましたが、途中から気になってしょうがなかったのが『あぶらあげ』なのか『あぶらげ』なのか?ということ。
油揚げは漢字で書く(文語的)あるいはPC等で変換すると『油揚げ』or『油揚』となり、新聞等では『油揚げ』が使われるようです。
それでは、読み方・口語的には『あぶらあげ』or『あぶらげ』どっちなのでしょうか?
実はどちらも正解のようです。
ただ近年は『あぶらげ』の方が多いようです。
『あぶら+あげ』の『ら』と『あ』の母音が重なるため、口語的には合わせて『あぶらげ』の方が言いやすいためでしょうか。
すっきりしました。
『油揚げ』と『厚揚げ』は異なるものではありますが、いずれにしても日本人が大好きなソウルフードという点では同じです。
福井人のソウルフード『福井の油揚げ』や、新潟県長岡人のソウルフード『栃尾の油揚げ』、ぜひ食べて頂きたい逸品です。
名称 | 『油揚げ』と『厚揚げ』 |
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地域 | 日本全国 |
情報ソース | 管理スタッフ |